上戸彩さんが出演していた3年B組金八先生
上戸彩といえば、今や有名な女優さんです。小顔でスタイルも良く、ショートカットが良く似合います。いろいろなドラマに出ていますが、やはり私は『3年B組金八先生』に出ていた上戸彩が一番好きです。
3年B組金八先生は、中学3年生のクラスの担任をする、武田鉄矢演じる坂本金八先生と、そのクラスの生徒たちとの青春物語です。
上戸彩が演じていたのは、性同一性障害を持ち、行きづらさを感じている生徒でした。途中で3年B組に転入してきたのですが、真っ黒な衣装に身を包み、スカートをはかない姿に周りは違和感を覚えます。そして、自分を『僕』と名乗ります。
これまでも3年B組金八先生では、その時その時の生徒たちの問題を提示してきました。この年のシーズンでは、『性とは何か』『自分らしさとは何か』をテーマとして挙げていました。今では綺麗な女性となった上戸彩ですが、当時は役柄もあったでしょうが、本当にボーイッシュでした。
私が好きな回は、本当の自分をさらけ出し、生徒の輪の中に『自分らしく』入っていく回です。自分の事をyesterdayと名乗り、自分を押し殺して生きていた『彼』が、初めて後ろを見ずに前を向いて生きていくことを決意した回です。上戸彩の演技力があったからこその、視聴者を納得させる回だったと思います。最終シーズンのスペシャルに出なかったのはちょっと残念でしたが、女性らしくなった今は、演じられないと思ったのかもしれません。
上戸彩 昼顔~平日午後3時の恋人たち~
昼顔は2014年にフジテレビのドラマとして放送され後に映画化もされています。主人公の紗和は結婚していて平凡だけど幸せな生活を送っていました。でも、近所に引越ししてきた不倫をしている利佳子と出会った事で心に変化が生まれ、高校教師の祐一郎と泥沼の不倫をする事になるといった内容です。
主人公の紗和を演じる上戸彩、高校教師の祐一郎役の斉藤工、その他にも北村一輝やドラマライアーゲームで個性的なキャラを演じた鈴木浩介など豪華なキャストが揃っていて、皆演技が上手なので引き込まれるように観ていました。
紗和と俊介の夫婦生活はすごく仲が良くて平凡な生活で一見幸せそうだけど長い事体の関係も無く、愛し合っている夫婦というよりは一緒にいて落ち着く友達のような関係になっていて、紗和が「女性として見てもらいたい、何か物足りない」と感じている事が伝わってきて、心が締め付けられるような感情が湧きました。
2話目の紗和と祐一郎が森の中で昆虫観察をする場面があるのですが、雨の中祐一郎が紗和の靴紐を結んであげるシーンは紗和が妻の顔から女の顔に変化していく感じが伝わってきてドキドキしました。
最終回は紗和が不倫したのは悪い事だけどやっぱりあのラストは切ないと思ったし、改めて1話目のベランダから近所の火事を見ている紗和の表情を観ると何か込み上げてくるものがあり、何度も観返したくなるドラマでした。