ドロドロした演技がハマり役の中谷美紀のドラマはこれ!

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中谷美紀出演のドラマ「あなたには帰る家がある」の見どころ。

中谷美紀と玉木宏夫婦とユースケ・サンタマリアと木村多江夫婦が出会い、不倫や仕事を通し、現代の社会問題を問うドラマです。玉木宏は勢いで木村多江とホテルに向かうも、空室が少なく1泊48,000円の部屋を滞在時間がわずか40分の為にカード決済し、カード明細によって妻に不倫がばれるという男性の後先考えないセオリー通りの行動に「男ってやるよね~」と呆れました。

40代になると、仕事、夫婦、家庭、ご近所など、あらゆる場面での役割がうまれ、そのバランスを取るのが難しくなると思います。そんな中で奮闘している各役の姿は、同世代としてとても共感できます。言わなくてもわかって欲しい、でも、言わなきゃわからない、さらには言ってもわからない事なども多く、職場や家庭でどこか窮屈さを感じているのはみんな同じなんだと少しホッとします。

そんな中で、周りに協力してもらうこと、甘えること、自分だけで頑張ることすべてが難しく、職場の人間関係や夫婦の関係性の大切さを感じます。信頼とは何か、信じること、夫婦とは何かなど、今、働き盛りの世代が直面している問題の解決の糸口がこのドラマにあるように思います。

若い人が観る恋愛ドラマではなく、大人が真剣に観られる社会派ドラマと言っても良いかもしれません。個人的には中谷美紀の強い女性役ははまり役だと思いますし、木村多江の耐える女性も彼女にしかできない役だと思います。この正反対の女性の間で揺れる男心もわからなくはないです。

中谷美紀主演のドラマ『ゴーストライター』のあらすじ

数々のベストセラー作品を生み、若くして名声を得ながら才能の枯渇に怯える女流作家と作家になる夢を諦めきれず、婚約者を残して田舎から東京に出てきた若い娘が織り成す愛憎劇。自らの名声に追い詰められ禁断の世界に足を踏み入れる作家とゴーストとなりながらも書くことを止められない作家志望者。書くことに苦しみ傷つきながらも書くことでしか満たされない二人の女性の生き様が浮き彫りにされます。

中谷美紀演じる人気作家遠野リサとリサのゴーストライターとなった水川あさみ演じる川原由樹が感情を剥き出しにして罵り掴み合うシーンは圧巻ですが、一見自己欺瞞に満ちた嫌な女なのにリサに感情移入してしまうのは中谷美紀の圧巻の演技力に因るところが大きいです。

書くことができない焦燥感、認知症の母への複雑な感情、人気作家としてのプライド、書くことへの執着がひしひしと伝わってきます。およそ考えられる負の感情の全てが詰め込まれた「怖い」作品でありながら視聴後は爽快でした。

あるべき自分であるために己の全てをかけてぶつかり合う女たちの潔さのなせる業です。文壇に返り咲いたリサと一人前の作家となった由樹の憎み合いながら実は最も理解し合える関係はライバルとして理想的なのかもしれません。それにしても作家とは業の深い生き物だと思い知らされました。

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