吉田羊さん出演のコウノドリ
TBSで放送されていた『コウノドリ』。産科医療をテーマにしたドラマで、綾野剛や星野源が出演しており、度々話題に上がりますが、吉田洋さんは助産師役で出演しています。
このドラマは養護施設で育ったピアニスト兼産婦人科医、心優しい綾野剛演じるコウノドリ先生と、一見クールで冷たく見える星野源演じる四宮先生たちが働く産婦人科の病院で起きる、様々な両親と赤ちゃんたちの物語です。
私が特に好きな回は、トリソミーの赤ちゃんが自宅に帰る回です。トリソミーは染色異常の疾患で、様々な合併症を持つ子供たちが多いです。今回のドラマでは、長くは生きられないと言われた赤ちゃんの家族が、子どもと面会するまでに長い時間を要します。
しかし、医師や周りの声に助けられ、家族は赤ちゃんに会う決心をし、そして家に帰ることを決断します。出産は終わりではなく始まりです。生まれたその日から、親は赤ちゃんの行く末を見守っていく必要があります。
疾患を持っていると、両親は不安になりますし、周りのサポートが必要になります。それを実感できる回だったと思います。
助産師は生まれた後も赤ちゃんや両親をサポートしますが、このドラマの吉田洋演じる助産師はチャキチャキと明るく、人情味あふれるキャラクターです。
これまでの吉田洋はクールな役が多かったので、このドラマでの明るくにぎやかな一面はすごく意外でした。原作の漫画もとても感動できるので、おすすめです。
吉田羊 「レディ・ダ・ヴィンチの診断」
凄腕の脳神経外科医だった橘志帆(吉田羊)は、ある日手術中に幻覚を起こしたことで手術ができなくなります。医師を辞めることを決意しますが医師としての技術を認められ、手術しないことを条件に解析診断部の医師として勤務しないかと誘われ、別の病院で勤務することになります。
解析診断部には部長の岩倉葉子(伊藤蘭)を始め、外科医の新田雪野(相武紗季)や、研修医の田丸綾香(吉岡里帆)など七人の個性的な女医が集まっています。
原因不明で診断のつかなかった患者の病名を突き止める為、毎回七人の女医が色々な方法で力を合わせ推理するように原因を調べていく方法が見応えがあります。
患者の命を救う為、決して諦めず行動をしていく志帆の姿に周りも心を動かされていきます。病院の外まで行って患者について調べる姿は、そこまでするのかという驚きと執念を感じます。
いつも明るく元気な志帆ですが、娘との辛い過去がありそのことから立ち直れていない姿は悲しさを誘います。志帆の運命はいかに。
とてもさばさばとしていて明るい医師が吉田羊さんにぴったりで、病気を解明していく部分も面白く、好きで見ていました。研修医役の吉岡里帆さんはいつも羊さんにこき使われるキャラクターで、二人の掛け合いも笑えるところが多くありました。