吉田羊の「mother」「花嫁のれん」ってどんなドラマ?

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吉田羊終点のドラマ「mother」

松雪泰子さん演じる女教師がある生徒の異変に気付きます。ある日、その生徒が虐待されている場面を目撃してしまった主人公はゴミ袋に閉じ込められていた生徒を助けて一緒に逃げ出します。実の親子のフリをするように芦田愛菜ちゃん演じる「ツグミ」に言い聞かせ誘拐しました。

自身の不遇と虐待されていた子供に自分を重ねてしまう悲しい物語ですが、母性を感じる愛情深い作品でした。 有名なシーンはやはり、松雪泰子が逮捕されてツグミは「ミチキレナ」という本名に戻り施設での生活を余儀なくされてしまった時、どうしても「お母さん」の声が聞きたくて電話したシーンです。

迎えにこないの?もう会えないの?と泣きながら言うシーンは今見ても泣けます。最終回では、長い年月が過ぎたあとで再会をしているシーンが放送されその美しい情景が忘れられないです。本物の親子ほど思い合っていたんでしょう。

ショッキングだったシーンはツグミが親に虐待されてゴミ袋に入れられて玄関の外に出されている所です。本当にそういう事をする母親がいそうでゾッとしました。それでも健気に耐えて明るく振舞うツグミが見ていて辛かったです。このドラマは「母性」がテーマでありながら、女性の不遇も描いていて仕事、結婚など重いテーマでした。

何度見ても泣けるドラマですし、キャストが豪華だったという印象です。主人公自身も血のつながりのない親や姉妹に囲まれていて、虐待するのも母親。女性が多い印象でした。

吉田羊さんが今ほど人気者ではなかった時代に刑事役で出演しています。主要キャストにも名前がありません。今ではすっかりキャリアウーマンや刑事などがハマり役ですが、この頃からそういった役どころが来ていたのですね。

明るくて、カッコいい吉田羊さんもある時期は不遇の時代をおくっていたのかと思うと複雑ですが素敵な女性だなと作品を見る度に感じます。ボブスタイルがとても似合っていて素敵だったので私も同じヘアスタイルにしたくらいです。

吉田羊出演のドラマ「花嫁のれん」について

石川県金沢市の旅館が舞台であり、主人公の神楽奈緒子と姑の神楽志乃とのどろどろとした嫁姑バトルが繰り広げられる中で奈緒子が志乃に認められようと奮闘する物語です。奈緒子の夫である神楽宗佑が失踪したり実家に帰ってきたりするのも物語においては重要な点です。

最終シリーズでは、片瀬真知子という風変わりな女性が女将塾にやってきます。吉田羊が演じた瀬野有紀子が、有紀子のお家事情から舞台となる旅館を乗っ取ろうと画策するシーンで、具体的には職場の大事な茶碗を割った罪を奈緒子に着せるところがあります。これこそが私の気に入ったシーンで、多くの人にこのドラマを勧める理由となります。

有紀子は根っからの悪ではないのですが、夫に浮気されて浮気相手と夫の間に子供が生まれたことから少しおかしくなってしまっていました。 個人的には、どろどろとした人間模様を形成できる旅館というのに関しては、会社としてそんなことをする余裕があるのかと感じました。

毎日忙しくて売上とにらめっこする会社では誰かの足を引っ張る余裕などありません。だからこそ、私はこのドラマをフィクションであると割り切ることにしました。人間模様を描いた作品としては一流ですが、旅館の様子を描いた作品としては二流です。

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