米倉涼子さんがデパート勤めのOLを演じた「プリティーガール」
米倉涼子さんがデパートに勤めるOL倉井歩美役を演じたのは、稲森いずみさん主演の「プリティーガール」です。このドラマは稲森さん演じる野山花によって、どこにでも有り触れたデパートにおいて様々な奇跡を起こしていくミラクルストーリーとなっています。
今でいう不思議ちゃん系と呼ばれる花の突飛なアイデアはまわりを困惑させながらも、花はめげずに持ち前の明るさでデパートを改革していきます。
ただ改革といっても売り上げを伸ばすといったお仕事ドラマではなく、人とのつながりやおもてなしの心を思い出させてくれるような展開になっています。けして似たもの同士でない花と歩美のやりとりはどこかコミカルでした。
おっとりとした花とさばさばとして歩美はどちらかというと本人のイメージに近い感じがるからかもしれません。
ドラマとしては大きな波乱もなく進んでいき、当時同時期のドラマに比べてほのぼのとした印象でしたが、女性がメインをつとめるドラマが少なかった2000年代前半においてレアなのではないでしょうか。
また、主題歌は島谷ひとみさんのシャンディでした。ドラマの中のキーとなるシャンディという言葉と曲のタイトルがリンクしているため印象が強くなっています。
米倉涼子、黒川の手帳
主演は米倉涼子で、中村トオル、室井滋、釈由美子、柳葉敏郎などが出演しているドラマです。主人公の元子は銀行で窓口業務を取り扱っていたのですが、税金逃れの架空口座リストを手に入れて顧客の預金から1億2千万円を横領します。
銀行はすぐに気づくのですが、彼女が持っている架空口座リストが世の中に出るのを恐れて何もできません。元子はその資金を元手に銀座で高級クラブ(カルネ)をオープンします。それだけでは収まらず、元子は架空口座リストの情報を元に色んな経営者たち脅して更にお金を集めて行きます。
元子を恨む人はどんどん増えて行きますが、元子はそれでも更に上を目指して、銀座で一番の高級クラブを買収する計画を立てます。ですがその計画は失敗に終わり、そのせいで元子はカルネも手放すことになります。
元子は何とかカルネを再度、手に入れる為に色々を手を打ちますが、最後は最初の犯罪の銀行からの横領が警察にバレて捕まってしまいます。女を武器にして、のし上がっていく姿を米倉涼子さんが見事に演じていて凄く面白かったです。
このドラマは今までに何度か他の女優さんでも演じられていますが、米倉涼子さんの元子が一番好きで、ドラマ的にも一番良かったと思います。