北川景子の出演していた謎解きはディナーのあとで
北川景子が出演していたドラマは沢山ありますが、特に印象に残っているのは『謎解きはディナーのあとで』です。これは原作が東川篤哉さんの作品で、2011年には本屋大賞を取得しています。
そんな中、北川景子は主人公の超お嬢様だけどその姿を隠し刑事として働く、宝生麗子を演じています。ドラマでは、家ではきらびやかなワンピースやドラマを身にまとい、櫻井翔演じる執事の影山を従えるお嬢様ですが、刑事としてはいまひとつで、いつも執事の影山に憎まれ口をたたかれながら、事件を解決していきます。
北川景子は、このドラマで『らしさ』を発揮しています。高飛車な、口は悪い、けれど憎めない、そんなお嬢様を演じています。執事に「お嬢様は阿呆でいらっしゃいますか」と言われる度、原作の中でも「クビよ、クビ!」と話すのですが、ドラマではそれが忠実に再現されています。
目を点にさせ、一瞬固まり、そこから沸騰して声を出すまでの表情の変化はとても上手いと思います。特に第1話は、視聴者をひきつける回として重要ですが、その中でも北川景子は『宝生麗子』を全身で演じていました。立ち振る舞いや声の出し方、表情、全てが原作を読んでいる者としては想像以上の姿でした。
ドラマ終了後もスペシャルなどが放映されていましたが、ぜひまた見てみたい作品です。
北川景子主演のドラマ「悪夢ちゃん」
北川景子さんがそれまでとはちがう異色の役柄で主演し、注目を集めたドラマが『悪夢ちゃん』です。
2012年10月13日~同年12月22日にかけて日本テレビ系列の土曜9時枠で全11話に渡って放送されたほか、スペシャルドラマ版も製作、さらには『悪夢ちゃん The 夢ovie』というタイトルで映画化もされています。
北川景子さんが演じる武戸井彩未は小学校の教師で、人当たりはいいのですが実は腹黒。二面性を持った彼女が、予知夢を見ることのできる少女が転校してきたことをきっかけに、さまざまな生徒の悩みなどを解決するようになるというドラマです。
序盤から中盤にかけては一話完結型のストーリーとなっており、終盤ではヒロインの過去なども絡めてストーリーが大きく揺れ動き、連続したストーリー展開となっていきます。
共演は、予知夢を見ることのできる少女役に木村真那月さん、少女の祖父で夢を映像化できる機械を開発した教授役に小日向文世さん、ヒロインの同僚役に優香さん、ヒロインの夢に登場する『夢王子』とそっくりな外見を持つ準教授役としてGACKTさんが出演しています。
ドラマ版のエンディングテーマは、ももいろクローバーZの『サラバ、愛しき悲しみたちよ』で、メンバーの玉井詩織さんが重要キャラの声を担当したことも話題となりました。